「想いを言葉に」
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こんにちは、DJ西尾です。
イベント運営は来場者だけでなく勤務している人の心も動く「感動産業」だと思っています。来場者に一番近いのは、現場で勤務しているスタッフ。
現場スタッフの気づきや心が動いた話を聞く事で現場を共有する事が出来ます。
しかし以前、自分がスタッフの時に運営チーフから漠然と「今日は何かありましたか?」と全体に問いかけがあり「シーン」としているか「何もありません」の状態になったことがありました。
たまに答えているスタッフが居ると周りから冷たい視線・・・。
「早く帰りたいのに!」「黙っていればすぐに終わるのに!」
その時の経験から、
私が運営チーフとして実施する終礼は30分以内を目標に終える事を告知して
「今日1日を振り返って、自分が嬉しかったシーンを教えて」とか
「前回の勤務した時と違うと感じた事を教えて」と具体的に質問しています。
心得研修の時から「知らない・わからない」や「隣の人と同じ意見」と答えるのは無しと約束しているので、1人1人が細かく1シーンを思い出してくれます。
スタッフの気づきは日々進化する運営に役立つだけでなく、毎日実施する事でスタッフ自身の「頭に浮かんだ事を言葉にする」といった技術を高める効果がある事に気づきました。
長年一緒に時を重ねた経験から「目を見れば分かり合える!」や「阿吽の呼吸!」は素敵です。しかしながら出会って数時間や数日ではなかなか難しいですよね。
想っていても言葉に出来ない → 黙っている → 何も想っていない
こう感じ取られてしまいがちです。
言葉には力があって「言霊」とも言われ、その言葉で「やすらぎ・喜び・勇気」を感じてもらえる事もあります。
逆に使い方で人の心を傷つける「言葉の暴力」にもなります。
エネルギーある言葉を、自分の想いを正しく伝える手段として使うには、心の底から想う事と使い慣れる事が必要だと思います。
幼児は、身近な親の言葉使いや日々「耳にする音」が言葉になり、その言葉を発した時の周りの反応で「良し悪し」を使い分けて成長していると思います。
大人になっても日常で「想った事を言葉にする」これを繰り返す事で、自分の想いをシンプルに伝えられるようになるだけでなく、言葉のチョイスも広がります。それには、聞く側も「人の想いの尊さ」や時と場合による「言葉の良し悪し」を理解する事が大切ですね。
たくさん話す私は「想いが強すぎて話が長すぎる」と「気持ちが熱すぎて引かれる」などの失敗も多々あり。「想いを言葉に」は、時と場合も重要ですね(苦笑)