遅刻がダメなひとつの理由
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こんにちは、DJ西尾です。
遅刻をすると生徒手帳に「校則違反」のハンコが押され、先生からも注意を受けダメな事だとわかっているのに何度も繰り返す「ダメダメな学生」でした。
その後、TDLキャストとして働いている時「遅刻について」話してくれた先輩の話が今でも忘れる事なく心に残っているので紹介します。
私達キャストは、ご来場頂くゲストの喜びや満足度向上のお手伝いをする役割で勤務させて頂いている。
キャストのポジションは、アトラクションの構造と来場者から見やすい位置が想定された配置でそれぞれの職責がある。そのポジションごとの職責をキャストが遂行する事で理論上の参加者数や待ち時間などが設定できている。
そこで4人で2艘のボートと1ポジションを担当するグループで1人の遅刻者が発生した場合、補充が出来ずに遅刻者が来るまで「なんとかしよう」と出勤時間に来ている3人は前向きに2艘のボートと1ポジションを行う。
しばらくはクオリティ高く遂行出来ているけど、交代は無く同じ作業の繰り返しでトイレや水分補給も出来ない状態が数時間続き「遅刻者は、いつ来るのかな?」と不安がよぎると言葉に心が入らず疲労も重なり、表情が強張ったりする可能性がある。
その3人の姿を見たゲストは「あのキャストの表情は怖いね」と悪い印象を与えてしまう。
ゲストの喜びや満足度向上の為のお手伝いで勤務しに来ているのに、悪い印象を与えてしまうのは悲しいね!
だけど、それは3人が悪いの?
違うよね!
遅刻者が出勤時間に遅れずに来ていれば起こりえない事だよね。
「仲間がそう思われてしまう可能性がある状況」
「ゲストの待ち時間が増える状況」
この状況を何とも思わないキャストとは一緒に働きたくないので辞めて欲しい!
「遅刻して嫌な思いをするのは自分だけ」と思っていた学生時代の甘さを一喝された瞬間でした。
先輩から頂いたこの話は、心得研修や現場責任者の時にスタッフ達へ伝えると共に自分自身にも言い続けています。