DJ西尾のひとりごと|日常はプチハッピーにあふれている♪

失敗を反省することができた理由

こんにちは、DJ西尾です。

1999年ヴェルディ職員として公式戦は会場MCを担当し、それ以外はチケット営業・集客企画・グッズ申請手続きなどを担当していました。

ある日、チームコーチから

「自分はJリーグ創設時に満員の会場でプレー出来た事は、とても有難く気分が高揚しプレーの質も高まるキッカケとなった。選手の技術向上をサポートするコーチの立場から、1試合でもいいから選手達に満員の会場でプレーさせてやりたい!その実現の為に職員として社内外の調整で動いてくれ!」

と声をかけて頂きました。

コーチの想いを受けて、PC操作の苦手だった私は同僚にサポートしてもらい資料作りと集客企画提案から実施準備、コーチの人脈でスポンサーに挨拶周り!

しかし、親会社との会議で支援確約に気を良くした私は「その場しのぎの失言」をしてしまい「選手に満員の会場でのプレーを!」と純粋に思っているコーチに不快な思いを与えてしまいます。

失言は後悔してお詫びをしても消す事は出来ないし許される事では無い。
ですが私は「二度と過ちはしない」と懺悔の日々でそのまま担当業務を続行させて頂き、今でも準備期間の記憶がないほど必死だったと思います。

 

1999年11月23日(火祝)等々力陸上競技場での公式戦、試合前は最寄り駅で「当日券売り切れのアナウンス」が流れ20,126人のほぼ満員となりました。

試合後コーチは関係者を集めて慰労会を開きその冒頭の言葉は、

「今日は、皆さんのお陰で2万人を超えるほぼ満員となる会場の中で選手達にプレーする機会を作ってくれてありがとう。特に西尾!良くやってくれた、ご苦労さん。」

準備途中に失敗をした私を寛大な心で受け入れてくれて、さらに褒めて頂けるなんて・・・。
私は、勿体ない言葉から号泣し「すみませんでした」「ありがとうございます」を繰り返しながら酔いつぶれていたそうです(感泣)

 

数年後お互い別の仕事でお会いした時、

「仕事もサッカー同様に失敗をしたくてしている人はいないと思う。失敗した事に気づいて反省しお詫びをして再びトライする素直な姿勢が大事で、それを補い合う人の繋がりが大切だよな」

と笑顔で話してくれました。

 

失敗後そのままトライする場を与えてくれた事で素直に反省する事が出来たと思います。

自分が招いた「辛い出来事」でしたが「忘れる事のない出来事」です!

 

こちらもよく読まれています!