美しい場所から生まれるもの
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こんにちは、DJ西尾です。
突然ですが、あなたは、
ゴミが散乱している場所に居たいと思いますか?
汚れている場所に行きたいと思いますか?
プライベートの場所はそれぞれの性格や生活状況が違うので触れませんが、不特定多数の人が訪れる場所は、整理整頓されていて衛生面でも美しい場所が居心地の良い場所だと思います。
TDLでアトラクションキャストを担当している時に、パーク内には「カストーディアル」と呼ばれる清掃専門のキャストと仲良くしていました。
アトラクション周辺だけでなくトイレも常にキレイで、時間帯で待機列エリアの減少をすると、私達が運営に専念出来るようにすぐに来てくれてキレイにしてくれます。
視野が広くエリア情報はアトラクションキャストより優れていて頼りにしていました(笑)
日テレ季節限定イベントの運営チーフを担当した時に感じた事があります。
オフィスビルや敷地内の清掃担当部署は存在していてイベントが無い期間はキレイで美しく居心地の良い環境でしたが、敷地内に期間限定でアトラクションを造作して、ゴミ箱も少ない場所に1日約2~3万人の人が集まるイベント会場の対応する体制ではありません。
そこで私は、毎日約50人が出勤するイベント運営スタッフに「小さめのレジ袋」を持ち歩いてもらい、アトラクション周辺はもちろん、ポジションチェンジや控室までの行き来においてゴミを拾う事をルールとしました。
「小さめのレジ袋」は、
・たたむと小さくなりコスチュームのポケット内に目立たずに収まる
・いつでも取り出せる
・紙屑などのゴミを袋内に入れても空気を抜けば小さくなり再びポケット内に収まる
・貯まったゴミは控室内のゴミ箱に取り出せば、何度も使える耐久性がある
・濡れたゴミは袋に手を入れて掴み、そのまま裏返しにすれば手もポケットも汚れない
・ポケットに収まらない大きめのゴミも、袋内に収まればスタッフの手は汚れない
この実施で、イベントエリア内の美化は保たれて居心地の良い空間を演出できていたと思います。
スタッフ達はゴミを拾う相乗効果で視野は広がり、来場者だけでなく天候や造作物の環境も気にするようになり情報収集が上達していました。
出来ない環境を嘆いているより、与えられた環境の中で物事の本筋を明確にすれば、これまでの経験から「今出来る方法」が見つかると思います。