DJ西尾のひとりごと|日常はプチハッピーにあふれている♪

ポジティブな想い

こんにちは、DJ西尾です。

1993年、日本でプロサッカーリーグのJリーグが開幕しました。
私は開幕時からヴェルディ川崎クラブショップ「ヴェルディーノ」で勤務し、7年間で店長やチーム職員・ホームゲームのスタジアムDJも担当させて頂きました。

その後、15年勤めた日テレ系子会社を退職してイベント会社に所属していた2014年、なんと東京ヴェルディ運営警備の責任者から依頼が入ったのです。

 

内容は、

「サポーターは12番目の選手としてホーム公式戦開催スタジアムに訪れてくれる大切な仲間たち。そのサポーターが試合前は【今日も来たよ♪】試合後は【また来るね♪】と勝敗に左右されずに笑顔で訪れる場所にしたい。その為に、スタジアムの外でお迎えとお見送りをする会場前DJをして欲しい。試合開始前までの約3時間をトークと音楽でお迎え出来てヴェルディに思い入れがある適任者」

とのことで、私を指名してくれました。

 

ヴェルディに携わっていた7年間、グッズ開発販売・チケット営業・事業推進・スタジアムDJなど、どのポジションでもチーム・選手・サポーターの皆さんがヴェルディと出会えて良かった!サッカーというスポーツに出会えて良かった!と思って頂けるお手伝いが出来たら・・・。と思って本気で向き合っていました。

スタジアムDJから離れても有難い事にスタジアムDJアドバイザー、ファン感謝デーの司会を単発で担当させて頂ける時もありましたが、年間でお力添えが出来る会場前DJの依頼は嬉しかったです。

 

「長年携わったヴェルディに恩返しが出来る!」と嬉しくて即答でOKさせて頂きましたが、同時に不安も生まれました。

ずいぶん離れている自分を覚えているサポーターはいるのだろうか?
また、会場前DJという新企画を担当する新参者の私を今のサポーターは受け入れてくれるのだろうか?

そんなドキドキの中での会場前でしたが、スタジアムDJをしている当時から叫んでいた、勢いとお迎えの意味を込めて「Well come to 味の素スタジア~ム!!」とトークと音楽の合間に連呼しながら来る日も来る日も進めました。

すると「この声は? 西尾さんだ~」と覚えていてくれたサポーター!
当時ヴェルディーノで購入してくれたTシャツを見せてくれる方、店内で実施していた抽選会で当選した選手のスパイクなどを大事に保管している事。イベントや試合日に会っていた学生は、結婚して旦那さんと子供を紹介してくれました。

私を知らない仲間には「西尾さんってこういう人だよ!」とサポーター同士の繋がりで紹介してくれるなど、不安は吹き飛び、新たな素敵なひと時を頂きました。

 

試合後は、すべてのサポーターに来場の御礼と試合内容を振り返って、嬉しいシーンや悔しいシーン、さらには私が思うスポーツ(サッカー)の素晴らしさなどのトークをしながらお見送りをしていました。

時に、応援するチームが負けてイライラが抑えられずに厳しい言葉を発する人もいましたが、ほとんどのサポーターは「負けて悔しいけど見送りありがとう。また来るよ!」「今日の結果は残念!だから次!次!西尾さん次のホームゲームも居るよね?」などと反応してくれるサポーターが多くて救われました。私は嬉しくて思わずそのサポーター達とハイタッチしました。

それから毎試合後の、見送り会場前DJの際はサポーターとのハイタッチが定番になり、勝敗に関係なく相手チームサポーターもハイタッチしてくれる時もありました。

 

サポーターは14年以上経ってもその時の物や出来事を大切にしてくれていました。

さらに、今の出来事を受け入れてポジティブに言動している私に共感してくれるなど、
どんな仕事でも「何の為にこの仕事が発生し、何をすれば携わる方の満足度が上がるのか?」を考えて「今出来る事」を前向きに努力していれば報われると教えてもらえた気がします。

 

「ポジティブな想いや行動は、時が流れても色あせる事はない」と思います。

 

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