DJ西尾のひとりごと|日常はプチハッピーにあふれている♪

リボンの想い

こんにちは、DJ西尾です。

少年少女サッカーの日本代表チームを決める大会の会場MCを6年間担当させて頂きました。

大会趣旨は「サッカーを通じて、フェアプレー精神、チームワーク、他チームとの交流や親睦を図り、健全な心身を育てる場を提供する」「世界大会でプレー出来る切符を手にする機会を、日本の子供たちに広く提供する」

私は関係者や参加者の代弁者として会場MCを朝から約8時間BGMを交えて「ナイス!プレー!」と叫び続けました。

 

「賑やかにする」には理由がありました。

① 日本チームが世界大会に出た時に、会場の賑やかさに飲まれていた
② 世界大会の会場が賑やかで、監督の指示する声が届かずに選手は動けなかった

この経験から、どんなに賑やかで監督の声が届かない状態でも、試合中のピッチ内では「プレイヤー自身の判断」を身に付ける事が必要だと気づいてもらいたく、世界大会の模擬的な経験をしてもらう為でした。

 

そして、「勝負には勝ちチームと負けチームが存在する。」
これは当たり前の事ですが、勝負の前にとっても大切な事を伝えていました。

・健康で元気だからスポーツが出来る
・親や家族がスポーツをする環境を整えてくれている
・サッカーをする仲間が居て、上達する為に指導者がいる
・チームで大会に参加出来ている
・相手チームが居るから試合が出来る

これらすべてに感謝する事を忘れないで欲しいと!

 

そこで、下記の儀式を行っていました。

各参加チームに1本のリボンを渡して、参加メンバー全員の名前を書いてもらい、
試合後に勝敗が決まると、負けたチームのキャプテンは自分たちの名前が書かれたリボンを勝ったチームキャプテンに渡して握手をする。
負けたチームは自分たちを破ったチームに想いを託して、勝ったチームは戦ったチームの想いを背負って次の戦いに挑む!

これをトーナメント戦で行うと優勝チームにすべてのチームのリボンが集まります。
優勝チームはすべてのチームの想いを背負う事になるので、負けたチームは存在していない事になるのです。

 

この大会に負けたチームは存在しない、勝負を挑まずに諦めてしまう事が恥じる事である。

自分より優れたプレイヤーの存在を認めた時が、自分を高められる時。

 

「リボンの想い」

キャプテンの握手シーンは熱かったです(感涙)

 

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